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チバニアン 環境用語

作成日 | 2022.03.04  更新日 | 2024.08.20

チバニアン

チバニアン   【英】Chibanian  [同義]千葉時代 

解説

地球の歴史を地層の中の生物の化石などをもとに地球の歴史を区分けした地質時代のひとつ。新生代第四期更新世のなかの約77万4千年前から12万9千年前までが該当する。国際地質科学連合(IUGU)が世界中から唯一カ所、それぞれの地質時代に最も適した地層とポイント(地点)を認定する。各々の地質時代の名称は、認定された場所に因んで名付けられるのが通例である。今回、ポイントが千葉県内(市原市田淵(養老川沿い))であることに因み「チバニアン」とされた。認定にはいくつかの評価項目がある。この地層に残された化石などを通じて当時の海や陸の環境のことがよく分かることなどで評価を得て、さらに地磁気逆転の証拠があることが認定の決定打になったという。

地球は「巨大な磁石」と言われ、現在、磁石のN極は北をS極は南を指しているものの、過去には、これが逆転したことが何度もあった。認定された地層には、チバニアン幕開けの時期に地磁気が逆転した明らかな痕跡が残されている。なお、日本の地名に由来する地質年代の名称は、これが最初である。(2022年2月更新)

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