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MaaS 環境用語

作成日 | 2021.09.21  更新日 | 2021.09.21

MaaS

マーズ   【英】Mobility as a service  [同義]モビリティ・アズ・ア・サービス  サービスとしての移動 

解説

バスや電車、タクシー、飛行機などの公共交通等の移動サービスを最適に組み合わせてルート検索・予約・決済等を一括で行うサービスのこと。観光や医療等の目的地での交通以外のサービス等との連携によって、移動の利便性向上、大気汚染・CO2排出量の削減、高齢者等の交通弱者対策等の地域の課題の解決や持続可能性の向上にも寄与することができる。

2016年にフィンランドにおいてMaaSアプリ「Whim(ウィム)」が作成され、世界で初めて都市交通において実現した。これにより、ヘルシンキ市内のバスや電車等による移動の目的地までのルート検索から予約までを行うことができる。その後英、独、シンガポール、台湾等各国で導入されている。

日本では、政府が2018年に「未来投資戦略2018」を掲げ、次世代モビリティ・システムの構築として自動運転のみならず様々なモビリティ手段の在り方及びこれらを最適に統合するサービスとしてのMaaSについて検討を進めることとされた。その後、地域交通活性化法の改正による協議会制度の創設に加えて、AIオンデマンド交通の導入等のMaas事業への補助事業が行われている。また、交通関係機関や民間企業により交通機関や自動車会社を筆頭にさまざまな取り組みが進められている。(2021年7月作成)

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