一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2021.07.14 更新日 | 2021.07.26
豚熱
ブタネツ 【英】classical swine fever [略]CSF
解説
豚およびイノシシに特有の、致死性の高いウイルス性の感染症。感染豚は唾液、涙、糞尿中にウイルスを排泄し、感染豚や汚染物品等との接触等により感染が拡大する。家畜伝染病予防法の家畜伝染病に指定されている。
かつて家畜伝染病予防法で「豚コレラ」と呼ばれていたが、現在は「豚熱」と名称が改められている。CSFは世界的に発生がみられ、日本でも野生のイノシシや家畜の豚での発生事例がある。治療法はなく、CSFの感染リスクが高いと認めたときは、都道府県知事が飼養されている豚を対象に予防的ワクチン接種の実施を命じることができる。なお、ヒトがCFSウイルスに感染することはない。(2021年6月作成)
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関連Webサイト
- CSF・ASF対策としての野生イノシシの捕獲等に関する防疫措置の手引きの公表について(環境省):https://www.env.go.jp/press/107464.html
- 豚熱(CSF)について(農林水産省):https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/csf/
- 狩猟者のみなさまへ CSF(豚熱)対策へのご協力をお願いします:https://www.env.go.jp/nature/choju/infection/notice/attention.pdf
- 豚熱感染確認区域におけるジビエ利用の手引き(農林水産省):https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/eisei/usibuta_sippei/72/attach/pdf/index-18.pdf