一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2021.07.14 更新日 | 2021.07.16
世代間衡平性
セダイカンコウヘイセイ 【英】Intergenerational Equity
解説
持続可能な発展の中核的な概念であり、将来世代の人間も、現在の人間と同程度の福利を得られるような環境や資源を相続する権利があるという考え方。「環境と開発に関する世界委員会(ブルントラント委員会)」報告(『地球の未来を守るために』)では、「持続可能な発展とは、将来世代がそのニーズを満たす能力を損なうことなく、現在世代のニーズを満たす発展である」と述べられている。この定義の背景には、現在の大量生産・大量消費・大量廃棄の社会経済システムが、将来世代の生存や発展を危うくしているとの警告が込められている。しかしながら具体的に何をもって「世代間衡平性」の基準とするかは、コンセンサスを得るのが依然として困難な課題である。(2021年6月作成)
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関連Webサイト
- 持続可能な発展と衡平性(国立環境研究所ニュース(2015年度 34巻5号):https://www.nies.go.jp/kanko/news/34/34-5/34-5-04.html