一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2018.11.13 更新日 | 2018.11.14
RFCs
アールエフシーズ 【英】Reasons for Concern [略]RFCs [同義]五つの懸念材料
解説
2013年から2014年にかけて公表されたIPCC第5次評価報告書(AR5)において、気候変動の主要なリスクとしてあげられた5つの懸念材料。第2作業部会政策決定者向け要約の「評価に関するBOX SPM1 気候システムに対する人間の干渉」において、「あらゆる分野及び地域にわたる主要なリスクをまとめる枠組み」としてこの5つの包括的な懸念材料が掲げられている。
具体的には、(1)地域の生態系や文化などの固有性が高く脅威にさらされるシステム、(2)極端な異常気象、(3)地域的なリスクの偏在、(4)全球総体のリスク(5)急激で不可逆的な物理システムや生態系の大規模な変化。AR5では、この5つの異なる観点から気候変化のリスクの程度と昇温の関係について評価を行った。この形式での評価は、2001年の第3次評価報告書(TAR)ではじめて行われ、その後、更新されてきた。(2018年4月作成)
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関連Webサイト
- 「気候変動 2014-影響、適応及び脆弱性」政策決定者向け要約(環境省):https://www.env.go.jp/earth/ipcc/5th_pdf/ar5_wg2_spmj.pdf