一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2017.09.07
IPCC第3次評価報告書
ダイサンジヒョウカホウコクショ 【英】Third Assessment Report (of the IPCC) - Climate Change 2000 [略]TAR [同義]IPCC第三次評価報告書
解説
地球温暖化に関して、科学的・技術的・社会経済的な研究の評価を行い、それらの科学的知見をIPCCが2001年にまとめた第三次評価報告書のこと。TARと略して表記されることが多い。
TARの見解は、次のようなものである。(1)温暖化は過去50年間の人間活動によって生じたことへの強力な証拠の発見。(2)気温上昇の予測を1.4-5.8℃と上方に修正。(3)温暖化が生態系に対して影響を与えていること。(4)21世紀には、生態系の破壊、旱魃、食糧生産への影響、洪水など大きな影響への予測。(5)技術的対策の大きな進展。(6)温暖化を防止するためには、さらなる技術開発、そして社会経済の問題を克服する必要があり、総合的な対策を必要とする。(2015年2月改訂)
この解説に含まれる環境用語
この環境用語のカテゴリー
関連Webサイト
- IPCC:http://www.ipcc.ch/