一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

地球温暖化防止コミュニケーター 環境用語

作成日 | 2017.09.19  更新日 | 2017.09.19

地球温暖化防止コミュニケーター

チキュウオンダンカボウシコミュニケーター  

解説

地球温暖化によって社会に生ずる悪影響を国民がリアリティを持って感じ、理解したことをベースに、対策に関しても関心を持って行動できることをめざして、人から人への直接伝達の場を通じて、地球温暖化の現状や対策の伝え手として育成・登録される者。

IPCC第5次評価報告書(AR5)の公表を契機に、2013年度に前身の「IPCCレポートコミュニケーター」事業として発足。AR5等の最新の科学的知見に基づく信頼性の高い地球温暖化に関する情報や国際動向等を広く一般に伝えることを目的にスタートした。その後、2016年度から、国民運動「COOL CHOICE」(2015年6月スタート)や同年12月にCOP21で採択されたパリ協定、2016年5月に閣議決定された地球温暖化対策計画などの新しい動きを受けて事業の拡充を図るとともに、「地球温暖化防止コミュニケーター」として名称変更している。

地球温暖化コミュニケーターは登録制であり、「18歳以上」で「地球温暖化に対し高い関心を持っている事」以外に特別な資格や条件は必要ない。ウェブテスト合格後に、養成セミナーへ参加し、確認テストの受講を経て登録される。教員、自治体職員、気象予報士、企業のCSR担当者や一般市民、また地球温暖化対策推進法に基づく地球温暖化防止推進員などが受講・登録している。

環境省では、コミュニケーター向けの学習用教材、コミュニケーター登録用の試験問題、コミュニケーターとしての活動を支援するツール等、各種コンテンツを作成・提供して、セミナーやイベント、町内の集まり、小中学校への出前授業などでの活動をサポートしている。(2017年8月作成)

この解説に含まれる環境用語

この環境用語のカテゴリー

関連Webサイト