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世界農業遺産 環境用語

作成日 | 2017.07.18  更新日 | 2017.07.19

世界農業遺産

セカイノウギョウイサン   【英】Globally Important Agricultural Heritage System  [略]GIAHS  

解説

社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた伝統的な農林水産業、それと結びついた文化や美しい風景、そして生物多様性などが一体となった世界的に重要な農業システムを持つ処として国連食糧農業機関FAO)が認定した地域。2002年に南アフリカのヨハネスブルグで開催された「持続可能な開発に関する世界首脳会議」でFAOにより提唱された。2004年に青田の水田養魚(中国)、イフガオの棚田(フィリピン)、チロエ農業(チリ)などが最初に選定された。2016年1月現在、世界15ヵ国36地域が認定されている。日本では次の8地域が認定されている。

2011年6月認定:新潟県佐渡市、石川県能登地域

2013年5月認定:静岡県掛川周辺地域、熊本県阿蘇地域、大分県国東半島宇佐地域

2015年12月認定:岐阜県長良川上中流域、和歌山県みなべ・田辺地域、宮崎県高千穂郷・椎葉山地域

(2017年2月作成)

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