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格納容器ベント 環境用語

作成日 | 2016.09.30  更新日 | 2021.10.22

格納容器ベント

カクノウヨウキベント   【英】Containment Vessel Vent  [同義]ベント 

解説

原子炉格納容器の中の圧力が高くなって、冷却用の注水ができなくなったり、格納容器が破損したりするのを避けるため、放射性物質を含む気体の一部を外部に排出させて内部の圧力を下げる緊急措置のこと。

東京電力は、

『(福島第一原子力発電所の)2号機からは1-3号機の中で最も多くの放射性物質が放出されたと推定しています。

これは、1・3号機では、圧力抑制プールの水によってある程度放射性物質を取り除いてから格納容器の外へ気体を放出する「ベント」という操作が成功したことに対し、2号機ではベントのラインを開放することができず、ベントに失敗、格納容器から直接放射性物質を含む気体が漏洩したためと推定しています。』

との見解を発表している。(2016年6月作成)

フィルタ付きベント設備の概要(沸騰水型(BWR)の例)(出典:一般財団法人日本原子力文化財団「東京電力(株)・福島第一原子力発電所事故」)

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