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核燃料サイクル 環境用語

作成日 | 2016.09.30  更新日 | 2016.10.05

核燃料サイクル

カクネンリョウサイクル   【英】Nuclear Fuel Cycle  [同義]原子燃料サイクル 

解説

独立行政法人日本原子力研究開発機構法(公布・施行:平成16年12月3日)第2条において、以下の定義がなされている。

『「核燃料サイクル」とは、使用済燃料を再度原子炉に燃料として使用することにより核燃料物質を有効に利用するために必要な一連の行為の体系をいう。』

つまり、原子力発電で一度使用したウラン燃料(使用済み燃料)を再処理し、再度、原子力発電の燃料としてリサイクルすることで、ウラン資源を節約・有効利用し、原子力エネルギーを長期的に安定供給しようとする技術体系である。

一方、回収プルトニウムの利用・処分や高レベル放射性廃棄物の問題など、未解決の分野がかなり残されており、この体系がいまだ確立されているとは言い難い。(2016年6月作成)

核燃料サイクル概念図(出典:電気事業連合会)

核燃料サイクル概念図(出典:一般財団法人日本原子力文化財団「原子力・エネルギー図面集 第7章 原子燃料サイクル」)

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