一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.15
化学物質環境安全性総点検調査
カガクブッシツカンキョウアンゼンセイソウテンケンチョウサ 【英】Comprehensive Environmental Survey of Chemical Substances
解説
化学物質による環境汚染を防止するために、これら化学物質の一般環境中における存在状況を把握する目的で行っている環境調査のこと。
環境省(当時は環境庁)は、化学物質審査規制法(1973)の制定を契機として、その時点で既に製造・輸入されていた既存化学物質に対する環境残留状況調査をその翌年から開始した。その後、1979年度には、それまでに実施されていた各種調査を統合し、第1次化学物質環境安全性総点検調査の体系ができあがった。その後、ダイオキシン等の非意図的に生成される化学物質や先端産業で使用される有害化学物質による環境汚染の可能性等、新たなタイプの環境汚染の問題が出てきたため、第1次総点検調査の成果・問題点を踏まえつつ1989年から新たに第2次総点検調査として実施されている。
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関連Webサイト
- 化学物質環境実態調査 −化学物質と環境」(環境省環境保健部):http://www.env.go.jp/chemi/kurohon/
- 平成9年版化学物質と環境:http://www.env.go.jp/chemi/kurohon/http1997/html1/report1.html