一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2009.10.15 更新日 | 2015.01.23
国際化学物質安全性カード
コクサイカガクブッシツアンゼンセイカード 【英】International Chemical Safety Cards [略]ICSC
解説
化学物質の健康や安全に関する重要な情報を簡潔にまとめたもので、工場その他の現場労働者や雇用者に使用する化学物質の性質に関する情報を提供する手段として整備が進められている。ICSCと略称される。国際化学物質安全性計画(IPCS)が作成しているもので、日本では、国立医薬品食品衛生研究所が国内IPCS担当研究機関として、IPCSの許可を得て日本語に翻訳している。
ICSCプロジェクトはIPCS(国際化学物質安全性計画)の事業で、IPCS及びEC委員会の協力の下に進められている。ICSCはさまざまな国の担当機関によって作成され、いくつかの協議・編集段階を経て完成される。2010年までに約2,000カードの作成を目指している。
ICSCは、webページで英語版及び各国の翻訳版が提供されており、国立医薬品食品衛生研究所運用の日本語版には、2004年10月作成分までの1,456物質(2005年12月時点)が収載されている。
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関連Webサイト
- 国際化学物質安全性カード(日本語版):http://www.nihs.go.jp/ICSC/