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廃棄物埋立処分権取引スキーム【英国】 環境用語

作成日 | 2009.10.14  更新日 | 2015.01.23

廃棄物埋立処分権取引スキーム【英国】

ハイキブツウメタテショブンケントリヒキスキーム   【英】Landfill Allowance Trading Scheme  [同義]廃棄物埋立許可取引スキーム  廃棄物埋立処分枠取引スキーム 

解説

埋立処分される廃棄物の総量を抑制するため、市町村などの廃棄物処理当局に埋立処分できる廃棄物の「排出枠(アラウアンス)」を割り当て、当局間での排出枠の取引を認める一方で、排出枠の全体量を徐々に削減していくイギリス国内の制度。「2003年廃棄物排出量取引法(The Waste and Emissions Trading Act)」に基づき、2005年4月から実施される。

対象となる廃棄物は、台所ゴミや庭木の剪定くずなどの生分解生廃棄物である。この制度の下、各廃棄物処理当局は、リサイクルコンポスト化を進め、生分解生廃棄物の量を削減できた場合には、余った排出枠を売ることができ、一方で、排出枠を超過してしまった場合は、他の当局から排出枠を購入しなければならない。また、使用しなかった排出枠を貯蓄(バンク)したり、将来の排出枠を前借(ボロー)したりすることもできる。

排出権取引廃棄物分野に導入したのは、イギリスのこの制度が世界で始めて。

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