一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2009.10.15 更新日 | 2015.01.23
短期的期限付きクレジット
タンキテキキゲンヅキクレジット 【英】Temporary Certified Emission Reduction [略]tCER
解説
COP9ではCDM植林プロジェクトの非永続性と長期性の観点から、短期的な期限付きクレジット(tCER)と、長期的な期限付きクレジット(lCER)の2つのクレジットの検討が行われた。tCERは炭素蓄積が継続しても一定期間で失効するので、担保すべき炭素蓄積量の増減に関わらず、次期約束期間末ですべて失効しそこで補填しなければならない。
なお、CER(CDMの実施によって生じた排出削減量に基づくクレジット)とは、京都議定書に基づく温室効果ガスの排出量取引で取り扱うことのできるクレジットのひとつで、その他にAAU(初期割当量)、RMU(吸収活動に基づくクレジット単位)、ERU(JIの実施によって生じた排出削減量に基づくクレジット)がある。これらにより「国としての総排出枠」が決まり、その内訳は、「割当量単位(AAU)」+「吸収量(RMU)」+「排出量取引による排出枠(AAU、ERU、CER、RMU)の取得・移転分」±「JIおよびCDMで発行されたクレジットの取得分(ERU、CER)」である。
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関連Webサイト
- CDM植林の課題と展望[IGES森林保全プロジェクト]:http://www.iges.or.jp/jp/fc/cdm_forest/6.html