一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.15
焼畑
ヤキハタ 【英】Slash and Burn Cultibation
解説
焼き畑農業(山林・原野を伐採してから火をつけて焼き、その灰を肥料として数年間作物を栽培し、地力が低下すると放置し、10-20年程で自然が回復すると再び利用するという、循環的に資源を利用する古くから続く伝統的な農業形態。)のために山林・原野を焼いて畑を作ること。アジアの各地をはじめ途上国では、現在も伝統的な焼き畑農業が行われているところが多い。
しかし、近年は自然の回復期間を十分にとらないため地力の低下が著しく、循環的な利用の継続が危惧されている。
また、伝統的な焼き畑農業のためではなく、プランテーションのような大規模な農地造成のため、また、人口増に伴う無秩序な農地拡大のため熱帯林を伐採して焼き畑が行われることが多くなってきた。このような焼き畑は熱帯林減少の一因とされている。