一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.14
低公害車
テイコウガイシヤ 【英】Low Emission Vehicle
解説
既存のガソリン自動車やディーゼル自動車に比べ、窒素酸化物や二酸化炭素などの排出量の少ない自動車。地球温暖化、地域大気汚染の防止の観点から、世界各国で技術開発、普及が進められている。
新エネルギー、新エンジンの技術開発により、窒素酸化物、粒子状物質、二酸化炭素が併せて低減できるものが一般的。日本では、電気自動車、圧縮天然ガス自動車、メタノール自動車、ハイブリッド自動車等が実用化され、その普及のための導入補助、税制優遇など支援政策が展開されている。この他、LPG車、希薄燃焼エンジン車、ソーラー自動車、水素自動車、燃料電池自動車、エタノール自動車、バイオディーゼル自動車等多種多様なものがある。
2001年に定められた「低公害車開発普及アクションプラン」では、「低燃費かつ低排出ガス認定車」も低公害車に加え、実用段階にある低公害車を2010年までのできるだけ早い時期に1,000万台以上の普及させることにしている。これに対して、2003年9月末現在の全国の普及台数は約575万台となっている。
この解説に含まれる環境用語
- 燃料電池自動車
- 二酸化炭素
- 電気自動車
- 天然ガス自動車
- 低燃費かつ低排出ガス認定車
- 低公害車開発普及アクションプラン
- 窒素酸化物
- 地球温暖化
- 大気汚染
- 水素自動車
- 新エネルギー
- メタノール自動車
- バイオディーゼル
- ハイブリッド自動車
この環境用語のカテゴリー
関連Webサイト
- エコカー(低公害車)の広場:http://www.erca.go.jp/taiki/lpc/
- 低公害車の普及促進について(環境省):http://www.env.go.jp/air/car/lev/index.html
- 低公害車の種類としくみ(低公害車ガイドブック2004):http://www.env.go.jp/air/car/pamph2/15.pdf
- 低公害車普及に向けた情報提供サイト(国土交通省):http://teikougaisha.mlit.go.jp/