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採草放牧地 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.14

採草放牧地

サイソウホウボクチ   【英】Meadow and Grazing  

解説

一般的には、定期的な刈り取りなどの管理によって成立している採草地と、家畜の放牧によって成立している放牧地の総称。ススキやシバの草原は放牧や強度の刈り取りが繰り返し行われることによって維持される。大規模な採草放牧地の草原景観としては、熊本県の阿蘇地方や山口県の秋吉台、島根県の三瓶山などが有名である。

最近では茅葺き家屋や牛や馬など家畜の飼育が減少したことから、採草や放牧が行われることが少なくなり、こうした草地景観の維持が困難となっている。

なお、農地法(1952)では、「『農地』とは耕作の目的に供される土地をいい、『採草放牧地』とは、農地以外の土地で、主として耕作又は養畜の事業のための採草又は放牧の目的に供されるものをいう」と定義されている。

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