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国家主権 環境用語

作成日 | 2003.12.12  更新日 | 2009.10.15

国家主権

コッカシュケン  

解説

国家が、国内的に最高の権力であるとともに、外部の力にも従属しないことを内容とする概念をいう。近代国家の成立に当たって、封建諸侯に分割されていた権力の国王への集中と、ローマ教会などの外部権力による干渉を排除するための理論として登場。国家主義の名において国際法による拘束や国際協力が排除される例もあり、地球的な利益を実現するうえではその制限が課題となる。

こうした観点から人間環境宣言原則21やリオ宣言第二原則では、国家主権の尊重とともに、自国の活動が他国の環境に影響を与えないようにする責任が明記された。

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