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原位置封じ込め 環境用語

作成日 | 2003.12.03  更新日 | 2009.10.15

原位置封じ込め

ゲンイチフウジコメ  

解説

土壌汚染対策手法の一種。地下水経由の観点からの措置として用いられるものをさし、直接摂取の観点からは舗装又は盛土措置として整理される。

土壌汚染対策法(2002)に基づく第二溶出基準(特定有害物質の種類ごとに、土壌溶出量基準の10倍又は30倍の溶出量をもって定められている。)には適合するが溶出量基準には適合しない汚染土壌や、第二溶出基準以下にまで不溶化された汚染土壌(重金属等(第二種特定有害物質)に限る。)をその場所に封じ込める措置。

不溶化された汚染土壌を鋼矢板その他の遮水壁により囲み、上面から雨水が浸透しないようにするため、上部はコンクリート又はアスファルトで覆うことにより封じ込める。また、上部の遮水効果が十分かどうかを確認するため遮水壁の内部において地下水の上昇がないことを確認する。また、原則として、コンクリート又はアスファルトの覆いの上面をさらに覆土する必要がある。さらに、措置が適正に行われたことを確認するため、措置の実施後、2年間地下水汚染が生じていない状態にあることを確認する。

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