一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.14
環境主義
カンキョウシュギ 【英】Environmentalism
解説
自然は自然そのもののために保存するのであり、人間の利益は目的ではないとする考え方。環境主義の主眼は、人間中心主義からの脱却にある。
1960-1970年代にかけて、環境思想の枠組みが、自然保護から環境主義へと大きく転換されたといわれている。従前、自然保護は究極的には人間のために(自然を)保護するという立場が主流であったが、それに反論するものとして環境主義的な主張がされはじめた。
環境主義への転換を象徴する考え方として、ディープエコロジー、自然物の当事者適格の概念などがこの時期に出現することとなった。