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奄美大島のマングース根絶 環境用語

作成日 | 2026.07.23  更新日 | 2026.07.27

奄美大島のマングース根絶

アマミオオシマノマングースコンゼツ   【英】Mongoose eradication in Amami-Ohshima island  

解説

奄美大島に導入されたフイリマングース(以下「マングース」という)は、分布の拡大に伴い農畜産被害を起こしたほか、同島に生息する固有希少種アマミノクロウサギをはじめとする在来動物種に対する食害が確認されたことから、特定外来種に指定され防除事業の対象になっていた。長年にわたって実施されてきた防除対策の結果、同島からマングースが根絶されたことを2024年9月に環境省が発表した。

30頭ほどのマングースがハブ対策の目的で奄美大島に持ち込まれたのは1979年とされているが、個体数増加と分布拡大に伴い、農作物や家禽の被害が問題になり、1993年度から有害鳥獣としての捕獲が始められた。その後環境庁(当時)などの調査により、マングースの分布の拡大(島の約4割)、個体数の増加(推定5000頭?1万頭)及び在来の哺乳類鳥類、爬虫両生類の捕食が確認されたことから、2000年度より国の防除事業が始まった。

当初は地域住民の協力と報奨金制度により相当数の捕獲と分布密度の低減が実現されたが、分布の拡大が止められなかったため、2005年度以降は外来生物法に基づく防除事業により、専従者の雇用(マングース・バスターズ)と計画的な罠の設置や罠の改良等により捕獲努力が継続された。

これらの対策の結果、2018年度以降捕獲が見られなくなったことや、島全体にわたるモニタリング結果の評価に基づき、マングースの根絶が宣言された。同時に島内における在来鳥獣類の回復傾向も確認されている。(2026年3月作成)

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