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クーリングシェルター 環境用語

作成日 | 2024.09.01  更新日 | 2024.09.02

クーリングシェルター

クーリングシェルター   【英】cooling shelter (cooling center)  

解説

地球温暖化等による極端な高温の際に、安全と休息を提供する場所として指定された冷房や空調された施設のことで、公共施設や公民館・図書館、民営のショッピングモールやカフェ等、様々な管理者によって運営される。場合により屋外のプールや公園に設置されることもある。クーリングシェルターを含む広範な熱中症対策は、死亡事故を防止するために有効であり、欧米でも活用されている。

日本では、気候変動適応法の改正(2023.5)により、市町村長は冷房設備がある等の要件を満たす施設を指定暑熱避難施設(通称、「クーリングシェルター」と呼ばれる。)として指定できることになった。環境省と気象庁が、深刻な健康被害が発生し得る場合に備えて、熱中症警戒情報熱中症アラート)よりさらに一段上の熱中症特別警戒情報を発出した場合に、一般の人々に開放される。2024年7月末時点で、全国の746市区町村で指定が行われ、たとえば東京都目黒区では、区役所や民間施設等50施設、約800人分が確保されている。(2024年8月作成)

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