一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2022.03.04 更新日 | 2022.03.04
世界資源アウトルック2019
セカイシゲンアウトルックニセンジュウキュウ 【英】Global Resources Outlook 2019 [略]GRO 2019
解説
2017年12月にナイロビで開催された第3回国連環境総会(UNEA3)の場で国際資源パネル(IRP)から提出され、好意的に受け入れられた報告書「Assessing global resource use: A systems approach to resource efficiency and pollution reduction」を踏まえて作成された。世界資源アウトルックは今後も、4年毎に作成されていくという。
今回のアウトルック2019では、これまでの世界の天然資源の使用状況やそのことによって生じた影響を分析したうえで将来に向けた2つのシナリオ(歴史的傾向を踏まえたもの、持続可能性を追求したもの)を示した。これらのシナリオを分析し、プラネタリー・バウンダリー内に収まる範囲でパリ協定等の国際目標を達成していくためには、天然資源の使用等について、政策や行動の面で早急で系統だった変革が求められている、とした。なお、公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)では政策者に向けた要約版「世界資源アウトルック2019(GRO2019):我々が求める未来のための天然資源」を日本語訳している。(2022年2月更新)
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関連Webサイト
- Global Resources Outlook 2019 | Resource Panel:https://www.resourcepanel.org/global-resources-outlook-2019
- 世界資源アウトルック2019(GRO2019):我々が求める未来のための天然資源 政策決定者向け要約(SPM)(日本語翻訳版):https://www.iges.or.jp/jp/pub/gro2019/ja