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アジア国立公園会議 環境用語

作成日 | 2015.10.07  更新日 | 2015.10.07

アジア国立公園会議

アジアコクリツコウエンカイギ   【英】Asia Parks Congress  [同義]アジア公園会議 

解説

経済発展が著しく、また共通の自然的・文化的基盤も多いアジアにおける保護地域の現状・課題の共有と解決策を目指して、アジア地域を中心に幅広い保護地域関係者が集まる会議。世界国立公園会議のアジア版ともいえる。

第1回会議は、環境省とIUCN(国際自然保護連合)が主催して2013年11月に仙台市で開催され、「国立公園がつなぐ(parks connect)」のテーマのもと、およそ800人が参加した。会議は、全体会合、ユース・セッションのほか、-自然災害と保護地域、-保護地域における観光・環境教育、-文化・伝統と保護地域、-保護地域の協働管理、-保護地域における国際連携、-生物多様性と保護地域、の6テーマによるワーキンググループが開催され、それぞれのテーマに関するアジア地域の事例発表などが行われた。

会議成果には、アジアの自然、社会・文化の視点から保護地域の方向性を示す「アジア保護地域憲章」のほか、各ワーキンググループからのメッセージを取りまとめて2014年にシドニーで開催される第6回世界国立公園会議に向けて発信する「第6回世界国立公園会議に向けたアジアからのメッセージ」、および「第1回アジア国立公園会議ユース宣言」などがある。さらに、「アジア保護地域パートナーシップ構想」も検討された。(2015年8月作成)

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