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水素社会 環境用語

作成日 | 2015.10.07  更新日 | 2015.10.07

水素社会

スイソシャカイ  

解説

化石燃料を中心に燃料の調達、輸送、貯蔵体系が作られ、一部は電力や熱に変換され、需要家に供給されるという体系によりエネルギーを賄う社会に対して、水素を中心としたシステムによりエネルギー賄う社会を一般に「水素社会」としている。水素は、燃焼時にCO2を発生させないこと、水素は化石燃料再生可能エネルギー等種々のエネルギー源から作れることなどから、将来の持続可能かつエネルギー多様化を可能とするシステムの一つとして水素社会は期待されている。

日本では、自動車業界が燃料多様化とエネルギー効率向上、低炭素化の観点から、燃料電池自動車の開発に早い段階から取り組み、水素社会の構築には欧米より積極的。

水素供給システムとしては、「集中型」と「分散型」が提案されているが、発電は燃料電池による分散型が想定される。燃料電池自動車が本格的に普及するためには、ガソリンスタンドに準ずる水素スタンドの普及と安価な水素の製造、貯蔵、全国供給システムの構築が課題となる。(2015年7月作成)

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