一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2013.08.22 更新日 | 2013.09.03
BAT
ビーエーティー 【英】Best Available Technology [同義]利用可能な最良の技術
解説
BAT(利用可能な最良の技術)は、汚染物質の環境への排出を最大限抑制する、現実的に利用可能な最新のプロセス、施設、装置を意味する。BATでは一般的に費用、エネルギー、環境要素が考慮されるが、費用・便益分析を求められることはない。
法律用語としてBATが最初に使われたのは、米国の水質浄化法(Clean Water Act, 1972年)である。また、類似の用語としては、米国の大気浄化法(Clean Air Act, 1970年)のBACT(Best Available Control Technology)やEUのIPPC指令(1996年)のBAT(Best Available Technique)がある。さらに、POP条約(2001年)では、技術だけでなく慣行(規制対策や戦略を意味する)も含めた用語としてBAT/BET(Best Available Technique and Best Environmental Practice)が使われている。
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関連Webサイト
- 欧米諸国におけるより良い技術の導入等の状況:http://www.env.go.jp/policy/assess/4-1report/04_jikkou/1/chap2-1-A.html
- “実行可能なより良い技術”の検討による評価手法の手引き:http://www.env.go.jp/policy/assess/4-1report/04_jikkou/2/chap_6.html