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プロジェクト・ワイルド 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

プロジェクト・ワイルド

プロジェクトワイルド   【英】Project WILD  [同義]プロジェクトワイルド 

解説

西部地域環境教育協議会(WREEC=1996年より米国環境教育協議会(CEE)に改称)と西部地域魚類・野生生物局協会(WAFWA)が協働で開発に当たった、野生生物に重点を置いた環境教育プログラム。開発においては、プロジェクト・ラーニング・ツリー(PLT)と同様の方法が採られている。なお、WILDとは、「Wildlife in Learning Design」を意味する。

学習の対象は、幼稚園児から高校生まで(「K-13」=Kindergaden-13学年)を想定し、プロジェクト・ワイルドはこれらを指導する教育者向けの環境教育プログラムとして構成され、講習による指導者(エデュケーターおよびファシリテーター)の養成を通じて普及を図る。上級指導者(ファシリテーター)が一般指導者(エデュケーター)の養成に当たり、一般指導者が学習者(子ども)対象のワークショップを行うという方式による。

1979年から開発が提起され、1983年より正式に公表された。2006年に累積100万人のエデュケーター養成を達成し、その実践を受けた生徒の数は5,300万人に達する。日本では、1999年に財団法人公園緑地管理財団がCEEとライセンス契約を締結し、活動ガイドの翻訳・活用・指導者養成講習会の開催を行っている。2007年2月現在の一般指導者(エデュケーター)・上級指導者(ファシリテーター)は、それぞれ12,370人と427人にのぼる。なおプロジェクト・ワイルドは、米日の他にカナダ、スウェーデン、アイスランド、チェコ、インドでも利用されている。

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