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国際油濁補償基金 環境用語

作成日 | 2008.04.30  更新日 | 2019.06.27

国際油濁補償基金

コクサイユダクホショウキキン   【英】The International Oil Pollution Compensation Funds  

解説

この基金は、タンカーによる油濁事故による汚染被害の責任と補償のための国際的枠組みの一部である。

タンカーの所有者は、船舶からの油濁による汚染被害に対して一定額までの補償の責任を負うが、それが被害者を補償するために十分ではない場合に、本基金の加盟国内で生じた被害については追加的な補償をこの基金から支弁することができるというものである。

1971年と1992年に2つの基金が設立されており、加盟国も補償の限度額も異なる。1971年条約に基づく基金は2002年5月24日をもって失効し、すでに加盟国は存在せず、それ以前に加盟国で生じた被害に対する補償を扱っているだけである。一方、1992年基金には現在86カ国が加盟しており、2006年1月末までにはさらに7カ国が参加する見通しである。2つの基金の事務局はロンドンにある。

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