一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2008.04.30 更新日 | 2019.06.27
エリカ号事件
エリカゴウジケン 【英】the Erica incident
解説
1999年12月12日フランスの重油輸送タンカー、エリカ号が、フランスのブルターニュ沖80マイルのところで、イタリアのリボルノに向かう途中座礁した。最終的に流出した油の量は1-2万トンに及ぶと推定されており、沿岸部約400キロが影響を受けたとされている。また多くの鳥も被害を受けており、2000年1月11日当時で3万8千羽に及ぶとされた。
エリカ号の船齢は24年に達しており、腐食や維持管理上の問題などに責任があると指摘された。この事故を契機に油濁補償基金の限度額の改定や検査の基準などの改定が行われた。
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関連Webサイト
- 石油連盟の油濁対策:http://www.pcs.gr.jp/
- 主要なタンカー油流出事故について(海上技術安全局安全基準課安全評価室/平成12年7月):http://www.mlit.go.jp/kaiji/seasafe/safety11_.html