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ホルムアルデヒド 環境用語

作成日 | 2009.10.14  更新日 | 2009.10.14

ホルムアルデヒド

ホルムアルデヒド   【英】formaldehyde  

解説

ホルムアルデヒド(化学式:HCHO)は、常温では無色の可燃性の刺激性気体である。ホルムアルデヒドの37%水溶液(安定剤として5-13%のメタノールを含む)はホルマリンと呼ばれ、消毒剤、防腐剤、組織固定剤として使用される。

大気環境では、化石燃料廃棄物の不完全燃焼によって生成するホルムアルデヒドが問題となる。また、生活環境では、ホルムアルデヒドとフェノール類、尿素またはメラミンを反応させる合成する樹脂(フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂など)の成形品、またはそれらの接着剤を使った合板、木質系ボードにおける未反応のホルムアルデヒドが空気中に拡散して室内空気の汚染を引き起こすほか、食器の場合には食品への溶出が問題となる。

ホルムアルデヒドはシックハウス症候群を引き起こす原因物質のひとつといわれ、1997年6月には厚生労働省の室内濃度の指針値として100μg/m3(0.08ppm)が設定されている。さらに、2002年7月の建築基準法の改正によりホルムアルデヒドを発散する建材について技術基準が定められ、翌年7月から法規制が行われている。

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