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有機塩素化合物 環境用語

作成日 | 2003.12.12  更新日 | 2009.10.14

有機塩素化合物

ユウキエンソカゴウブツ   【英】Organic Chlorinated Compound  

解説

炭素あるいは炭化水素に塩素が付加された化合物の総称。ほとんどの有機塩素化合物は人工的に合成される。

付加された塩素が多いほど不燃性、脂溶性があり、溶媒、農薬として使用された。しかし、化合物により差はあるが、その難分解性、蓄積性、毒性のために、地下水汚染食物連鎖による生物体内濃縮、オゾン層の破壊など環境破壊、生体影響が表面化した。

このため、PCBトリクロロエチレンなどについては、人の健康の保護に関する環境基準が設定されており、「水質汚濁防止法」(昭45法138)、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」(昭48法117)、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(昭45法137)等に基づき、その製造や排出が規制されている。

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