一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.10 更新日 | 2009.10.14
捕鯨
ホゲイ 【英】Whaling
解説
1982年に国際捕鯨委員会(IWC)が商業捕鯨モラトリアムを採択した後、世界で継続されている捕鯨は3つに分類できる。(1)IWCが認めている原住民生存捕鯨:米国アラスカ州でのホッキョククジラ、米国ワシントン州でのコククジラ、ロシア・極東地方でのホッキョククジラとコククジラなど、(2)IWCの管轄外にある小型鯨類の捕獲:IWCは条約で定められた大型鯨種だけを管轄、イルカ類などの小型鯨類は管轄外となっているため、日本でもこれらを対象とした漁業が継続中、(3)IWC非加盟国による捕獲:カナダではホッキョククジラ、インドネシアではマッコウクジラ、フィリピンではニタリクジラが捕獲されている。
近年、このように捕鯨が大きく制限される中で、捕獲が禁止された鯨類の中には資源量が十分もしくは増えすぎているとされる種もあり(ミンククジラなど)、海洋生態系のバランスを崩していると懸念する意見もある。
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関連Webサイト
- 日本捕鯨協会:http://www.whaling.jp/
- 捕鯨問題(外務省):http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/whale/