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エクソン・バルディーズ号事件 環境用語

作成日 | 2003.12.12  更新日 | 2009.10.14

エクソン・バルディーズ号事件

エクソンバルディーズゴウジケン   【英】Exxon-Valdez Accident  

解説

1989年にタンカー「エクソン・バルディーズ号」が起こした大規模な油流出事故。

同号は、米国アラスカ州バルディーズ港から原油20万キロリットルを積載して出港し、1989年3月24日午前0時頃、同港の南西22マイルにおいて乗揚げ事故を起こし、積荷の原油約4万2,000キロリットルを海上へ流出させた。

流出油は、防除体制の遅れからプリンス・ウィリアム湾一体に広がり、少なくとも350マイル以上の海岸を汚染し、ニシン、鮭等の魚類、海鳥、海獣等が多大な被害を受け、国際的に大きな反響を呼んだ。

この事故を契機として、1990年2月に第16回国際海事機関(IMO)総会において、大規模油流出事故に対応するための国際協力体制の確立等を目的とする「油による汚染に関わる準備、対応及び協力に関する国際条約」(OPRC条約)が採択された。

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