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気候変動プログラム【英国】 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

気候変動プログラム【英国】

キコウヘンドウプログラム   【英】UK Climate Change Programme  

解説

イギリス国内における温室効果ガスを、中期目標である2010年までに1990年レベルから23%(CO2は20%)削減する目標のプログラムで、2000年11月7日に発表された。長期的な気候変動防止の観点から、京都議定書及びEU内での公約である12.5%よりも高い目標数値を設定。

主な政策は、気候変動税、国内排出量取引がある。前者の税収は、低炭素技術、産業界におけるエネルギー利用の改善や投資に回される。2002年3月には34団体がイギリス排出量取引スキーム(The UKEmissions Trading Scheme: UK ETS)に参加し、補助金オークションが成立。その後の1年間に、1,000社近くが参加して、700万トンを超えるCO2が取引された。他にも発電部門における効率化、新エネルギー源の利用、運輸部門における排出削減、民生部門におけるエネルギー効率の向上、農業部門における排出削減、公共部門による率先垂範が含まれる。

2004年末から同プログラムの見直し作業が進められており、改訂版は2005年上半期に発表される予定。

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