一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2009.07.10 更新日 | 2019.07.05
大西洋まぐろ類保存国際委員会
タイセイヨウマグロルイホゾンコクサイイインカイ 【英】The International Commission for the Conservation of Atlantic Tunas [略]ICCAT
解説
「大西洋のまぐろ類の保存のための国際条約(International Convention for the Conservation of Atlantic Tunas)」によって設立された国際機関。大西洋におけるマグロ類の資源を最大の持続的漁獲を可能にする水準に維持するため、調査研究、対象魚種に関する勧告等の保存管理措置を行う。事務局は、マドリッド(スペイン)で、日本を含む42カ国(2009年3月現在)が加盟している。
2008年11月にマラケシュ(モロッコ)において開催された第16回特別会合(年次会合)では、特別措置として、漁獲可能量と国別割当量の削減や漁期などが決定された。近年では、マグロの刺身などを好む日本だけではなく、健康食ブームなどから世界的な消費拡大傾向を背景に、資源保全のための捕獲規制と需要との調整が課題となっている。