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枝打ち 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2019.06.28

枝打ち

エダウチ   【英】Pruning  

解説

枝を幹の付け根から切り落とすことをいう林業用語。樹木の枝の部分は、幹の成長とともに幹に巻き込まれ、製材したときに節となって現れる。節に生節と死節の2つがある。生節は生きた枝が巻き込まれたもので、節と幹は強固に連結している。死節は枯枝が巻き込まれたもので、幹との連続性はなく、乾燥すると抜け落ちる抜け節であることが多く、腐朽した枝を巻き込んだ場合は腐れ節となる。林分(森林)の林冠が閉鎖すると、下枝は陽光不足のため次第に枯れ、時間の経過とともに、自然に落下する。枝打ちは、主に、無節の価値の高い材の生産のために実施されるが、ヒノキのように長期間枯れ枝が幹に付着する樹種については、自然落枝させると死節となり材の価値が大きく低下するため、枝打ちが必要となる。また、病虫害防除、雪害の防止等林分(森林)の保護のためにも実施される。

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