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閣議アセス 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

閣議アセス

カクギアセス   【英】Implementation of Environmental Impact Assessment (Aug.1984)  [同義]環境アセスメントセイド  環境影響評価の実施について 

解説

国レベルの大規模事業を対象とする環境アセスメントの実施が1984年に閣議決定され、環境アセスメントの要綱「環境影響評価の実施について」が作成された。これに基づく環境アセスメントを、通称、閣議アセスと呼ぶ。閣議アセスに基づく環境アセスメントは、「環境影響評価法」が全面施行された1999年6月まで実施され、案件は448件に及んだ。

環境アセスメントの法制化作業は、1972年「各種公共事業に係る環境保全対策について」の閣議了解が行われた頃に始まる。しかし産業界や政府部内の反対の前に法制化は難航し、1981年になりようやく国会提出がなされたものの、審議は終了せず、1983年までに継続審議として検討されたが、審議未了のまま、ついに環境庁(当時)は法制化を断念、廃案となった。閣議アセスはそれに代わって制度化されたものであるが、1999年に「環境影響評価法」が施行されたことに伴い廃止された(1999年)。

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