掲示板(環境Q&Aへの疑問・質問)
登録日: 2012年07月14日 最終回答日:2012年09月26日
カテゴリ:環境一般 >> その他(環境一般)
再生可能エネルギーの真意に関して
No.38544 2012-07-14 01:09:46 ZWle826 環境TOMY
太陽光発電や風力発電の自然エネルギーは再生可能エネルーぎーとも呼ばれている様ですが、太陽光や風を再生する技術や方法は確立されているのでしょうか?持続可能エネルギーであることは間違いありませんが、本当に再生できるのでしょうか?自然は、太陽光や風などから恵みをもらい多くの生物や植物が地球で共存共栄していますが、直接使われない部分は地球の気象などに影響を与えていて無駄な部分はないのではないでしょうか?もし、その太陽光や風を人類が直接エネルギーとして使ってしまうと異常気象や生物多様性破壊の大きな原因になるのではないでしょうか?エネルギー保存の法則から考えると奪ったエネルギーが元に戻るとは思えません。最近の異常気象は化石エネルギーの温暖化だけではないような気がします。もしかすると再生可能神話ではないのでしょうか?人類が火を使いだしてからエネルギーを使用するのに危険でないエネルギーなど無いのが実状です。原発が危険で安全神話が嘘だったのは分かりますが、再生可能エネルギーが再生神話だったらもっと恐ろしいことが将来起きるような気がしてなりません。再生可能技術が現実にあるのであれば安心できます。よろしくお願いいたします。
No.38547 【A-1.】
Re:再生可能エネルギーの真意に関して
2012-07-15 00:43:56ZWla752 Lake たぶん、今のところは全く問題ないと思います。
太陽光から直接発電するだけでなく、風もバイオマスも(化石燃料ですら)すべては地球が太陽から得るエネルギーが形を変えたものですから、「使いすぎたらどうなるの?」って疑問がでることも容易に想像できます。
ただ、太陽光発電や風力発電で取り出しているエネルギーは、地球に降り注ぐ太陽からのエネルギーのほんの一部分に過ぎません。数値を持ち合わせているわけではないですが、%オーダーには遠く及びません。
もし、太陽からのエネルギーの10%も人間活動に使うことになったら気候変動などの心配をする必要もあるかもしれませんが、当面その心配をすることはないと思います。
あと、地球が太陽から得たエネルギーも、人間が途中で電気などの形で使ったエネルギーも、最終的には熱となるのは変わらないので、その点でも問題なさそうです。
表通りのQAにあっても良さそうな内容ですね。
回答に対するお礼・補足
No.38548 【A-2.】
Re:再生可能エネルギーの真意に関して
2012-07-15 22:25:28ZWl8329 火鼠 使い過ぎは、問題があると思います。太陽電池は、製造時の廃棄有害物問題、風力発電は、低周波騒音による健康被害とか、動物への影響(鳥とか、小動物)潮力発電なら、魚類とか、海水の浄化作用の劣化とか。エネルギーとしてはほんのわずかしか使わないのだから関係ないのかもしれませんが、実例が少なすぎるので、安全を過信しないで推進するべきものだと思います。再生可能エネルギーは、自然だから安全という考えは出来ないと思います。益があれば必ず害があると思うのです。ただ、その害が益にくらべてどのくらい小さいかをいつも検証していくのが大切なのではないでしょうか?太陽光発電で作った電気で、夜も昼間の明るさだったら、植物はいい迷惑ではないでしょうか?
回答に対するお礼・補足
No.38551 【A-3.】
Re:再生可能エネルギーの真意に関して
2012-07-16 17:12:28ZWle126 hana 再生可能というなら何をどうやって再生するのかの説明が必要が欲しいなと思っていたところにこのスレッドが立ちましたので参加させていただきます。
> 太陽光や風を再生する技術や方法は確立されているのでしょうか?
太陽光は難しいですが、例えば光合成が可能な波長の光を生み出すことは可能です。
風は扇風機で可能ですね。
どちらもかなりエネルギー損失がありますので、エネルギー源の再生という意味では技術は確立されておらず、これらを再生可能エネルギーと称すると語弊があるのではないかと思っています。
個人的には基本的に水力発電を除き、自然エネルギーのエネルギー源は使い捨てという認識です。
水力発電は位置エネルギーを使っていて、水自体はそのまま使えますし、発電所(ダム)を多段で組めば、残った位置エネルギーも再利用できます。
> もし、その太陽光や風を人類が直接エネルギーとして使ってしまうと異常気象や生物多様性破壊の大きな原因になるのではないでしょうか?
幾許かの影響はあるでしょうが、バタフライ効果を持ち出すときりがありませんし、地球活動(氷河期への過渡期でもあるそうです)の影響が最も大きいと考えますので、因果関係はわかりません。
現時点での技術では自然環境を壊して発電所を建設するわけですから、自然エネルギーを利用することよりも発電所建設の方がより影響が大きいと思われます。
人間が発電量を制御できない発電方法は出力が不安定です。
周波数は需給バランスによって変わりますが、周波数が極端に変わると(需給バランスが崩れると)停電が発生します。
ですので、停電を防止する為に、需給バランスをコントロールする必要があります。
コントロール方法としては、比較的コントロールが容易な発電方法(水力、火力等)に頼るか、蓄電池の利用が考えられます。
しかし、最も期待されているNaS電池も昨年火災トラブルにより製造中止となり、やっと安全強化対策が打たれて再生産開始の目処が立ったところのようです。(日本ガイシ様webサイトより)
安定供給の為の技術が確立されていないものを無理矢理投入すると大きなリスクを背負い込む可能性があり、その辺りの危険性を考慮してエネルギー政策を立ててもらいたいと思っています。
回答に対するお礼・補足
かなり、現実的な内容を回答していただき有り難うございます。今のところ、どなたからも再生可能な技術を示しては頂けていませんが、おそらく今の技術では無理なことなのだと思います。
今のところは、出来るだけリスクを分散してエネルギー政策を進めてもらうしか方法がないようですね。
しかし、なぜ政府や関係者の方は自然エネルギーを再生可能エネルギーと呼ぶのでしょうか?持続可能エネルギーなら理解できますが、そのことをもっと国民にきちんと説明すべきではないのでしょうか?原発の安全神話もそうだし、いつの間にか言われなくなった地球温暖化(以前は化石燃料によるCO2が原因のように言われていたがそれもそれだけではないことが分かってきたようですが)の問題ももっときちんと説明するべきでしょう。そうしないから国民がやたら偏った不安を抱くことになっているように思います。以前にノーベル賞受賞者の根岸博士がCO2から原油を作る研究を立ち上げると聞いて期待しております。政府はこのような研究(エネルギーの再生方法やリスク回避技術)にもっと多額のお金を出して大々的に進めるべきだと思います。バイオマスのように自然が作り出す物を待っているようでは今のエネルギー消費速度にはとても追いつきません。光合成の大元は何かなのを突き詰めて効率を上げる方法を考える必要もあると思います。
昔、渓流釣りをやっていたときに地元の漁協の方からお聞きしたのですがダムで川が死んでしまった。稚魚を放流して何とか魚影を保っている状態と嘆いておられました。まさしく、エネルギー問題以前に設備による自然破壊が先に起こっていますね。そのうち天災という名の人災(今の異常気象はエネルギーの使いすぎによる熱からきている。また、確かに小氷河期に移行中の可能性もありその影響も見逃せませんが)で原発事故どころか、どこも人間が住めない地球になってしまいそうで怖いです。どちらにしても国民が正しくエネルギーの抱えている問題点が分かるように政府が説明すべきでしょう。みんな経済的なことばかりで採算がとれるとか取れないとかをエネルギー政策の選択肢にしているようですが、そのうちそんなことは言っていられない時代が来るのではないかと心配しています。皆さん意見を出して自然エネルギーの何が本当かを教えてください。
No.38556 【A-4.】
Re:再生可能エネルギーの真意に関して
2012-07-19 12:11:23ZWle126 hana 最初のQに
> 再生可能技術が現実にあるのであれば安心できます。
とありますが、環境TOMYさんが安心できるとおっしゃる理由を教えてください。
私は再生技術があっても安心できません。
再生する過程にどんな危険性があるのか、再生したらどんな事が起こるのかわからないからです。
私はどんな技術であっても、絶対の安心はないと思っています。
A-3でも書きましたが、確立されていない技術を無理に導入することで、その技術を使う危険性は高まると思います。
ですから、(火鼠さんも書いておられますが)どんな技術、設備であっても安全を過信せず、益に対しての害を検証し、適切に運用していくことが必要だと考えます。
回答に対するお礼・補足
再生可能技術があれば安心かと言うとhanaさんの仰るとおり確かにそれだけでは安心ではないでしょう。しかし、可能性のある技術が存在するのと存在しないのとでは天と地ほどの差があります。可能性があればそこから解決策を導くことが可能かも知れないからです。
再生技術があると言うことは、問題が解決すると言うことが前提です。例えば、バイオマスのように植物で再生できるからと言うのは、自然界の再生速度とエネルギーの消費速度を考えたらその方法は再生可能技術とはとても言えません。また、それによう大きな副作用があります。私が再生可能技術と言っているのは同時に起きる問題を解決できる方法がある技術のことを言っているのです。
従って、太陽光を再生するので有れば同じ時間に同じ場所に消費した太陽光と同じだけの太陽光を再生しなければあまり意味がありません。また、その再生装置が持つ問題点も解決する方法がなければ技術があるとは言えません。もし、自然エネルギーを再生する技術が無いので有れば我々は自然エネルギーを有効利用できる技術を持っているとは言えないので(つまり確立されていない技術を無理に導入していることになる)危険性が高まり、自然エネルギーを使うべきではないのです。しかし、人類の今の実状を見ると原子力にしても自然エネルギーにしても化石燃料にしても使わざるを得ない状況でしょう。資源はどのような資源であっても有限です。決して無から(有)を生み出すことは出来ない、ただ、エネルギーがその姿・形を変えて存在しているだけです。地球自体が有限で私達の体と同じように巧妙なバランスの上に成り立っています。地球は、太陽から来る太陽光を含めたあらゆるエネルギーをうまく使って地球の環境を守っています。この、バランスを崩す物が現れれば元に戻すための浄化が始まります。これは、物理学的な現象です。ですから、益を生み出そうとすれば同じだけの害も発生すると見るべきで益が多いか害が多いかは人間側の勝手な視点で物を見ているに過ぎないと思っています。
その為、とりあえずは自然エネルギーを再生可能エネルギーと呼べる技術があるかどうかを質問させていただいておりますし、皆さんの意見をお聞きすることで解決の糸口が見つからないかと期待もしております。
よろしくお願いいたします。
No.38572 【A-5.】
Re:再生可能エネルギーの真意に関して
2012-07-23 13:07:17ZWle41e 今は分析と開発屋 IPCCによると、「太陽・地球物理学的・生物学的な源に由来し、自然界によって利用する以上の速度で補充されるエネルギー全般を指す」そうです。そしてこれは「Renewable Energy」の訳語ですが「リサイクル可能なエネルギー」という意味ではないということだそうです(Wikipediaより)。つまり、「自然エネルギー」を「(リサイクル可能という意味での)再生可能エネルギー」とは言えないということではないですか?
あなたが仰る意味では自然エネルギーを再生可能エネルギーと呼べる技術は「無い」でしょう。
でもその前にあなたは「確立されていない技術を無理に使うことは危険だから使うな」と仰います。確かに危険なことは避けたいですが、現在「確立された技術」というものは本当にありますか? 今ある技術だって決して「確立された技術」ではないと思います。これからもっと優れた技術ができるかも知れません。
また、先人は今までに危険を回避あるいは克服する努力をしてきたのではないですか? その努力は無視していいのですか? 「危険だ」というのは今ある技術をより良くして行こうという過程で初めて分かる事も多くありませんか? 先人が努力してきたからこそ「危険だ」ということになるのではないですか?
それと原子力も化石エネルギーも「自然エネルギー」ですよ。どういう訳かそう区別する人が多いですが。また原発に関してですが、「安全神話は嘘だった」と仰いますが、そもそも「安全神話」なんてありませんよ。今原発をああだこうだと攻撃している某新聞が勝手に造った言葉ですよ。それを言っても仕方がありませんが。
いろいろと言いましたが、あなたも仰るように、資源は有限です。その資源をどう使うかです。ただ「自然」は我々が考えている以上の存在だと考えます。今ある以上のエネルギーが存在するのかも知れません。その「自然エネルギー」のほんの一部しか使っていないのではないかと私は考えます。まだまだ「自然」は解明されていませんから。
回答に対するお礼・補足
今は文政と開発屋さんの説明に非常に賛同いたします。すみません、私の回答の仕方が悪く誤解を与えたようです。hanaさんへの最初の御礼に書いたのですが、私は原子力も化石エネルギーだけが危険ではない、どのようなエネルギー利用の方法も同じくらいのリスクがあると言いたかったのです。自然エネルギーは再生可能で安全だという認識があまりにも当たり前のように言われそのリスクをだれも口にしない現在の論調が原発の安全といわれた時と同じで怖いと思っているからです。また、それでも使わなければならないのが現状だとも認識しております。但し、IPCCの考え方には納得できませんが。
仰るように化石エネルギーも地球に降り注いだ太陽光で植物が成長し、その植物が堆積し、地球が数億年掛けてその堆積物からエキスを貯めた結果であり、自然エネルギーの濃縮蓄積物(銀行の定期預金のような物?)そのもので自然エネルギーとそのものです。原子力もウラン等は自然の資源そのものですが、エネルギーの抽出方法を考えるともっとエネルギーに直結した高効率の方法かと思います。
今危険な物を危険だから使わないと言うのは、人類の火を使ってきた歴史からも正しくないのは明らかで、今、リスクのある物は使いながら制御技術を開発するべきだと思います。だからこそ、その制御技術や再生技術にお金を掛けて取り組むべきで反対を掲げたところで何の解決も生まないと思います。
確かに貴方が仰るように自然の懐は深くとても我々が推し量れるような物ではありません。ただ、現在の環境は微妙なバランスのなかで成り立っているのは間違いないと思っています。そのバランスが崩れ、別のバランスに移行するときに人や生物が進化出来るのか?それが今後の鍵になると思っています。福島の放射能汚染地区から人間は退避しました。しかし、動くことの出来ない植物達はどのように適応していくのでしょうか?そこに放射能を乗り越えるヒントがあるかも知れません。
どうも有り難うございました。
No.38574 【A-6.】
Re:再生可能エネルギーの真意に関して
2012-07-24 01:35:12ZWl8329 火鼠 >最初に、タイトルの意味もわからず回答した用なので謝っておきます。申し訳ありませんでした。
『今は分析と開発屋』さんの意見に賛同いたします。
とんちんかんついでに、一言私見を述べます。
今の原子力発電を休止だ、廃止だと騒いでいるのはいかがなものかと思っております。
ホントは危ないって解っていたのに、はじめちゃったんだから、安全に停止できるまでは、商業ベースに乗せた研究をしなくてはいけないのではないでしょうか?ゆくゆくは、もっと半減期の短い核種で原子力発電が出来ないものでしょうか?
ただし、私の思いでは、MOx燃料とか、増殖炉なんてものは、論外で、即停止してもらいたい所です。
回答に対するお礼・補足
いえいえ、火鼠さんの回答も大変参考になりました。有り難うございます。エネルギー問題に関してはいろんな視点からいろんな意見が必要だと思います。
たまたま、私は自然エネルギーの再生可能というかけ声に疑問を感じて今回の質問をいたしましたが、深いところでは地球全体のエネルギー問題、強いては地球上のエネルギー分布や再配分による安定化の技術を研究していきたいと考えております。
火鼠さんとは意見が違いますが、私は現段階では原子力も必要悪だと思っています。ただ、仰るように使用済み核燃料の方がMOX燃料や増殖炉技術の開発より先に大量に発生していて循環と安全が追いつかない状況です。化石燃料もしかり排出するCO2の量の方が森林等でCO2を浄化する量より遙かに多く追いついていない、自然エネルギーは一旦電気に変換してしまうと元に戻せない。つまり、どのエネルギー供給方法も循環型にはなっていないのが問題と言うことでしょう。そう言う意味ではどの技術も危険は似たり寄ったりで原子力だけを休止だ廃止だと騒いでいることに危機感を感じています。(何の解決策も示さない感情中心の活動のようで矛盾を感じています)
とりあえず、私が求めていた自然エネルギーの再生方法は現段階では見当たらないと言うことで納得している次第ですが、その事をもっと多くの人達に知って欲しいとも思っております。
No.38576 【A-7.】
Re:再生可能エネルギーの真意に関して
2012-07-24 13:07:25ZWle41e 今は分析と開発屋 >「福島の放射能汚染地区から人間は退避しました。しかし、動くことの出来ない植物達はどのように適応していくのでしょうか?そこに放射能を乗り越えるヒントがあるかも知れません。」
と仰いましたが、チェルノブイリは現在植物も動物も何も問題なく「野生の王国」の状態ですよ。また、チェルノブイリにいた人たちの健康状態を調べた結果、「放射線による影響は見られない」ということですよ。このことに関してはすでに公表されています。
むしろ、強制的に移住したことによるストレスによって、病気になったという人が多数あるというのが事実です。なぜ政府は過去にこういうことがあったのに同じ過ちを犯すのですかね。
生物の進化って環境の変化も一因でしょう。また、微妙なバランスと仰いますが、その考えが間違っているのかも知れませんよ。
話がそれましたが、IPCCはどちらかというと「物事を誇大に考える」ところですから。結構批判は多いところですよ。
回答に対するお礼・補足
「今は分析と開発屋」さんの回答は非常に参考になり感謝しております。
ただ、自然に対する見方は違うようです。私は、趣味として40年以上も自然の中で生物の新種や分布の調査で自然と触れあってきて、その結晶格子のような緻密な関係を肌で感じています。分布を調査するときには闇雲に調査するのではなく、その地域の気候、地質、形成年代、人との関わり具合、温度、湿度のミクロ的分布などが鎖のように絡み合いながら存在するのを肌で感じます。僅かな気温や湿度の分布の違いからす百メートルの距離でも全く違う環境が存在し、それらは簡単に変化しないことが分かります。しかし、その様な場所でもほんの一角の環境が変えられると連鎖反応的にその周辺にも変化が及んで全く違った環境になってしまいます。その変化するための臨界点は、まるで電子のエネルギー順位のようで正確です。
最近、日本鱗翅学会という学会の会報に「環境要因と蝶の斑紋の変化」と言う報文があり、この中で同じ種類の蝶でも生息する地域によって蛹の時に高温(又は低温)にすると死んでしまったり、死なずに斑紋が変化する地域の蝶がいて同じ種類の蝶でも生息する地域によって生息できる環境が違うことが報告されています。このことが何を意味するかというと同じ種の生物であっても生息環境ですでに別の種のように変化していると言うことです。素人目にはどちらも同じ種に見えますが環境によってすでに別種に近いところまで変化していると言うことです。生息する高温高湿(低温)環境がその因子を与えたことは分かっていますが、通常分析して確認することも区別することもいまは困難です。従って、放射能下にある植物が滅びずに生き延びると言うことは何らかの放射能耐性を身につけている可能性があります。環境に適応していく力が強いのはすぐに世代を繰り返すことが出来る生物です。従って、何の問題もなくと言う意見には賛成できません。今の調査技術や分析技術では分からないだけというのが正しいと思います。すぐに変化が分かることも有れば人知れず変わっていく物もあるのです。目の前の調査結果だけを鵜呑みにするのは非常に危険だと思います。変化があると証明するより変化がないと証明することの方が何百倍も難しいはずです。ですから今は分からないが本当だと思います。
IPCCの考え方にも疑問がありますが・・・?
No.38578 【A-8.】
Re:再生可能エネルギーの真意に関して
2012-07-24 16:23:34ZWle126 hana 今は分析と開発屋さん、再生可能エネルギーの説明をありがとうございます。
「RENEWABLE」は継続可能、回復可能、という意味なんですね。
「再生可能」と書くとかなり語弊がありそうだなと思います。
少なくとも私は混乱しました。
#wikipediaに普通に載っていました。ちょっと調べたらわかったのに・・・お手数おかけしてすみません。
A-3に書いた「確立されている技術」というのは、実験段階ではなく、実用可能な程度である、という意味です。
例えば、高速増殖炉は実験段階ですから確立されていませんが、原子力発電は確立されている技術という認識です。
風力で言えば、通常の風車型は確立されていますが、洋上風力発電はまだ実用には数年かかると聞いていますので確立されていないと思います。
リスクマネジメントに関しては、どれもどっこいどっこいのイメージです。
自然エネルギーを再生する技術は、もしあったとしても実用可能な段階にはないという意味で、A-3に「確立されていない」と書きました。
ですが、環境TOMYさんがどの程度の再生を期待されているかわかりませんので、A-4で質問をしました。
その回答を踏まえて、環境TOMYさんが期待されているレベルの技術は、現段階では「ありません」というのが私の答えになります。
回答に対するお礼・補足
明確に回答いただきすっきりいたしました。
現在は技術がないですが、将来技術が開発されるようにみんなで努力して行けたらと思います。
No.38581 【A-9.】
Re:再生可能エネルギーの真意に関して
2012-07-24 19:19:47ZWla752 Lake A-1では、かなり肯定的な回答をしていますが、これまでのQAを拝見して環境TOMYさんがもっと深いところをお考えなのを理解しました。
私も「再生可能エネルギー」という呼び方は好きではありません。同時に、「地球温暖化」という呼び方も、本来は「気候変動」と呼ぶべき場面がもっと多いのではと思っています。
日本人(マスコミ?)の特徴として、物事をあまりにも単純化して、いいか悪いかの二択にしてしまう、いいとなれば負の部分に目を向けずいわゆる「○○神話」ができてしまう、悪いとなればゼロリスクを求めて徹底的に糾弾する、という傾向が見られます。(全くの私見です)
人間が存在する以上、人間が存在しなかった(しない)自然とは同じとはいきません。が、自然はある程度の環境変化ならその変化を吸収しコントロールすることができます。どんなエネルギーを使うにしても、そのコントロール範囲に入るような使い方をしないと、「持続可能エネルギー」にはならないと思います。
回答に対するお礼・補足
確かに「地球温暖化」ではなく「気候変動」ですね。「地球温暖化」はその一部でしかないような気がします。
原子力の「安全神話」と言う言葉は確かに、安全ではないと気付いたときに(気付いていたが気付かない振りをしていた?)マスコミが作った造語ですね。実際には、自分たちが「安全神話」作りの一角を担っていたと言うことも忘れて攻撃に使っていますね。
今後、エネルギーをどのように少しでも安全な方法で確保していくかと言うことになるのだと思います。その為には危険を回避する技術の開発が必要でしょう。
循環(リサイクル)可能なエネルギー技術の開発を期待したいところです。
自然の調和の中にはいるには、人間も我慢をするところは我慢をしなければいけないのでしょうね。
No.38585 【A-10.】
Re:再生可能エネルギーの真意に関して
2012-07-25 11:27:28ZWle41e 今は分析と開発屋 少し見解の相違が見られるので、私の意見を。
私も分析屋の端くれですから、目の前の結果を鵜呑みにはしていません。ましてや、変化が無い事の証明が変化が有る事の証明より難しいことは承知しています(何百倍という数値化は馬鹿げていますが)。
放射性物質は地球が誕生した時から存在しており、「減り続けて」います。そして生物は放射線に対する耐性を「持っています」。問題は、「どれだけの耐性があるか」です。チェルノブイリに関しては「耐えられる」状態であります(調査は行われましたので)。それを踏まえて「問題ない」と言いました。被曝した世代が次の世代に影響を与えるかということに関しては調査継続中ですが「見られません」です。
以上のことは質問から外れますので、これ以上の論議は別の機会にしますが。
ただ、「今の調査技術や分析技術では分からないだけというのが正しいと思います」というのは疑問です。現状の技術でもかなり分かってきています。ただ、その結果を「認めない」人が多いのが現実です。
話を本題に戻します。
「循環可能なエネルギー」というのは果たして可能か? どうでしょうか。物理的な話になりますが、エネルギーは循環していると思います。ただ、そのエネルギーを利用できるかは後世の課題でしょうね。どうしても「危険」は伴いますから。
回答に対するお礼・補足
確かに生物には「放射能耐性」があると思います。変化が有るとか無いとかの証明と言うより、生物学の世界では良く言われるのは、そこに分布していることを証明するのは発見すればいいだけなので簡単だがいないと言うことを証明するのは困難だと言われていることを言ったつもりです。絶滅したと思っていたクニマスが見つかったように。ただ、このことにしても時と場合により、明らかにいないと言える時とそうでない時があるのは事実です。色々な「耐性」獲得の可能性は、その変化が時間と量の関係でゆっくり少しずつか急に大量かによっても違ってくるようです。
すみません、このことは本来の議題から外れていきますので、ここではこのくらいにしておきます。
本題の再生可能エネルギー、もう少し可能性を考えて循環可能エネルギーが可能かという話ですが、100%再生可能なら永久機関が出来ることに繋がるようなので現在の知識では無理なのでしょう。私が尊敬しているアインシュタインの晩年のエピソードに「それでも分からない」と言ったと聞いております。その謙虚さに驚くと同時に知識と技術の可能性を感じました。ヒックス粒子の存在可能性が高くなり、将来の知識の獲得で永久機関も可能になるかも知れません。E=mC2と言う式一つを研究しても奥が深いと思いますが、時間の流れる速度や方向を決める時間粒子のような物が見つかれば、今不可能な再生エネルギーが可能になるのかも知れません。エネルギーが循環しているのはエネルギー保存の法則から考えても間違い有りません。正の時間軸に添ってだと思います。そのエネルギー循環を後世の人々がうまく利用できるようになることを私も願っています。危険と利益は共に有る物だからこそうまくコントロール出来るようにして危険を最小限にすべきでしょう。重要なのは、どのようなエネルギーにしても危険を冒さなければ獲得できない物だと言うことを認識して利用することだと思います。