環境Q&A

No.9785 【A-1】

Re:物質管理　ポリアミド樹脂について

2005-03-03 13:32:02 環境プロテクター （

メーカーによって違いは、あると思いますが、一般的にはポリアミド(以下PA)6、PA66、PA12、その他強化PAなどの順に価格が上がります。ご承知のようにPAは耐衝撃性、電気的特性、低温特性等に優れ、摩擦係数が小さいことから、色々な用途があります。ところが吸湿によって、これらの特性に変化が生じます。吸湿性は、逆にPA6が最も大きいため、この点に注意して使う必要があります。こんな事例がありましたので紹介します。原因不明の故障があり、良く調べたところ、雨の日に故障が多発していることがわかりました。対象部品を分析した結果、PA6が使用されているものが故障し、PA66使用品では故障していないことから、部品メーカーが原価低減のため、一部でPA6に変更したことが原因であることがわかりました。外観ではPA6とPA66の区別は難しいです。