一般財団法人環境イノベーション情報機構
休耕田ビオトープについて
登録日: 2005年02月09日 最終回答日:2005年02月09日 自然環境 身近な自然の保全
No.9458 2005-02-09 01:00:15 田舎者
以前、休耕田ビオトープのコストに関する質問がありました(1/13)。ところで、水田に水を引くとすると、水源が天水などでないとすると、水利権の問題が生じるのではないかと思いますが、これはどのようにクリアーされるのでしょうか。特に、冬季など、水が少ない時期にはどのように水を確保するのでしょうか。
どなたかご存じでしたらご教授ください。
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No.9464 【A-1】
Re:休耕田ビオトープについて
2005-02-09 11:17:53 おいで姫 (
<水田に水を引く場合の水利権の問題、冬季の用水確保>の件ですが、当然水利権が絡んできますので、関係する水利組合との協議が必要です。冬季は、農業用水を取水していないのが一般的で、水が無いと思います。しかし雨水や生活雑排水は流れています。
そういった場合、農業用排水路をせき止めておいて、取水(揚水ポンプにより)し、水を引くことが可能と思いますが、地元水利組合との相談が必要です。相談によっては、ため池などの水利を一時流してくれるようなことも有り得ます。また地域によっては水路の機能を保持する目的で、常時用水が流れている場合もあります。
いずれにしても、関係する水利組合や土地改良区などに相談すれば、親切な指導をいただけると思います。
回答に対するお礼・補足
ご丁寧なご回答ありがとうございます。
水利権の問題は、環境問題に直接かかわる非常に重要な問題と思っております。また、土地改良の問題も旧来からの水利権の帰趨や生態系とのかかわりを考える上でとても大切な問題だと思います。
No.9465 【A-2】
Re:休耕田ビオトープについて
2005-02-09 12:49:27 ひげ (
この様な環境下では決して豊穣な生態系は望めませんが、より地域自然環境に類似した生物群を見る事が出来るでしょう。水利権に基づく管理についてはおいで姫さんが詳しく回答されていますが、要は休耕田ビオトープに対してどのようなニーズを想定し計画して行くかによって、かなり幅の有る管理選択肢が発生すると考えられます。
回答に対するお礼・補足
お礼遅れて大変失礼しました。ありがとうございました。
確かに、「何もいじらない」ことによる自然の遷移ということも重要ですね。
(ところで、ひげさんがおっしゃっている自然の遷移を見守るというのは、やはり、土地改良の入っていない、谷津田にあるような休耕田を想定されているのでしょうか)
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