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環境Q&A

排水処理の凝集剤について 

登録日: 2005年02月03日 最終回答日:2005年02月04日 水・土壌環境 水質汚濁

No.9354 2005-02-03 06:02:03 all環境勉強中

排水処理について勉強しています。
凝集沈殿法に使用する凝集剤で高分子凝結剤というのがあると聞きました。
この高分子凝結剤の特徴はどういう点なのでしょうか?
(無機凝集剤、例えば硫酸アルミニウム等とどこが違うのか、長所・短所、どんな排水に適しているのか)
また、どんなメーカーがどんな商品を出しているのでしょうか?
おわかりの方、インターネットなどで情報を掲載しているページをご存知の方、教えてください。お願いします。

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No.9359 【A-1】

Re:排水処理の凝集剤について

2005-02-03 19:32:19 埼玉県 / のほほーん

まずは「高分子凝集剤」でググりましょう。
トップに表示される
http://www.mcaqua.co.jp/image/pre1.pdf ←pdfファイル
はいかがですか?

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
有用な資料を入手することが出来ました。

No.9377 【A-2】

Re:排水処理の凝集剤について

2005-02-04 11:41:34 一応メーカーです

凝集沈殿処理では高分子凝集剤単独で用いることは少ないと思います。PAC等のアルミ系無機凝集剤と併用することが多いですね。あくまでも高分子は助剤として用いられることをお奨めします。

ご存知の通り、無機凝集剤は主に懸濁粒子の帯電(ゼータ電位)を中和して、分子間引力を働かせることにより凝集させるものです。

これに対し、高分子凝集剤は懸濁粒子にからみつく「紐」みたいなもので、粒子を「架橋凝集」させるものです。

高分子凝集剤にはイオン性があり、カチオン系は上記の電荷の中和、架橋凝集を兼ね備えたものもありますが、分子量がかなり大きいため(約100万以上)懸濁粒子全てを凝集させることは難しいようで、単独使用では処理水質に限界があると思います。

凝集沈殿法その他の水処理では、懸濁粒子を効率よく分離しなければなりませんので、無機凝集剤にて電荷の中和を行い凝集させ、その後、大きなフロックを作る必要がある場合に高分子を添加することが多いようです。

なお、無機凝集剤を添加すると、pHが変動することがありますが、高分子凝集剤ではあまりpH変動がおきません。

汚泥を脱水する場合は、脱離水の清澄性よりもフロックの大きさ、強さ等が問題になりますので、カチオン系の高分子凝集剤を使用することが主流となっています

回答に対するお礼・補足

大変丁寧な説明ありがとうございました。
非常に分かりやすく良かったです。

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