一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境Q&A

東欧でのJIとEU−ETSについて 

登録日: 2005年01月25日 最終回答日:2005年02月02日 地球環境 地球温暖化

No.9203 2005-01-25 01:57:00 eco

 現在、東欧・ロシアでのJIや、東南アジアでのCDMなどの事業を検討しています。リスクの少ない事業を開発するにあたっては「@JIがいいかCDMがいいか」「A事業国としてはどこがいいか」「B削減技術はどれがいいか」というところが大きな分岐点になると思われます。
 特に、東欧JIについては、EU−ETSとの関係が重要になってきます。以前のQAでもありましたが、「2012年までの適用除外」として「EUETSのクレジットをキャンセルすればJIクレジットの発効が可能」とされたと拝見しました。
 このEUETSのリンクに関する動向を常に確認できる情報源、最近のこの件についての動向をご存知の方がいらっしゃれば教えていただけないでしょうか。(いつもWebで検索して2次情報は得られるのですが、公式な情報源がわからず困っています)
 また、現在、JIと比較してCDMが先行して動いているようですが、これは「6条委員会」の設立前で不確実性が高いというのが理由でしょうか?
 ご意見を頂戴できれば助かります、よろしくお願いします!

総件数 1 件  page 1/1   

No.9322 【A-1】

Re:東欧でのJIとEU−ETSについて

2005-02-02 15:06:14 東京都 / 君山銀針

以前のQ&Aとは http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=5717 のことと思いますが、
EU−ETSのホームページはEUホームページ内の
The European Union Greenhouse Gas Emission Trading Scheme (EU ETS)
http://europa.eu.int/comm/environment/climat/emission.htm にあります。確実性からいえばここが一番のはず。情報は英文です。

またJ-POWER とみずほ情報総研が設立したノルウェー企業の代理店による情報ページもあります。
http://www.ghg.jp/pointcarbon/eu/

なおEU−ETS(EU排出量取引制度)の概要は、
経済産業省審議会資料「EUにおける排出量取引制度及び京都メカニズムの活用の現状について」(2004年7月時点)
http://www.meti.go.jp/committee/downloadfiles/g40721a30j.pdf

(財)日本エネルギー経済研究所 石坂匡史さんによる「EU域内排出量取引制度の概要と導入にともなう影響分析」(2004年7月時点)
http://eneken.ieej.or.jp/data/pdf/904.pdf

NEDO 技術開発機構 パリ事務所 深澤 和則さんによる「EU の地球温暖化対策:排出枠取引(ETS)めぐる動き(2004年4月時点)
http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/931/931-01.pdf
にも掲載されています

さらに EU関連のみではありませんが、環境省の事業で(社)海外環境協力センターが運営しているサイト「京都メカニズム情報プラットフォーム」の中に

CDM・JIのホスト国情報 http://www.kyomecha.org/pf.html

京都メカニズムに関連した各国ニュース http://www.kyomecha.org/clist.php?t=news
があります。

EICネットのニュースの中にも出ていますので検索されてみては。

回答に対するお礼・補足

ご回答をどうもありがとうございました。ポイントカーボンや京メカプラットフォームのHPは時々みていましたが、経済省、エネ研やNEDOの報告書は初めてアクセスしました。とても参考になりました、有難うございます。

君山銀針さんは、京都議定書や地域の温暖化政策、仕組みに大変お詳しく、多分その関係のお仕事をされている方なのかとお察しいたします。お忙しいところ、いつもすばらしい回答を書き込まれており、ありがたく思っております。今後ともよろしくお願いします。

総件数 1 件  page 1/1