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環境Q&A

樹木の炭素量について質問です!! 

登録日: 2005年01月19日 最終回答日:2005年01月20日 環境学習 その他(環境学習)

No.9147 2005-01-19 11:42:48 たけ

本日気になったことがあるのでどなたか分かる方に教えを請いたいのですが、樹木の炭素量は、根と地上部で何:何ぐらいになるのでしょうか?(葉がついている状態で)
ちなみにこの疑問を思ったのは、樹木が倒れないのは、地上部と地下部の面積がほぼ同じということを知ったためです。

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No.9159 【A-1】

Re:樹木の炭素量について質問です!!

2005-01-20 13:11:50 森野力

>樹木の炭素量は、根と地上部で何:何ぐらいになるのでしょうか?(葉がついている状態で)

地上部と地下部の現存量の比をT/R比、またはT/R率と呼び(top-root ratio)、森林では3〜4とされています。
このキーワードで検索すると、苗木や茶、農作物がたくさん出てきます。森林はあまり多くなくて、デッドリンクも多いようです。
http://www.ffpri-hkd.affrc.go.jp/koho/rp/rp60/report60.htm
などが参考になるかと思います。

京都議定書関連では、実測値の多い幹の材積を基準に、葉や地下部を含めたバイオマス量を計算するとき「拡大係数」と呼びますので、こちらでも検索してください。

>ちなみにこの疑問を思ったのは、樹木が倒れないのは、地上部と地下部の面積がほぼ同じということを知ったためです。

枝葉の広がりと根の広がりの範囲が同じという意味ですね。
強風に耐えるよう、街路樹の枝葉を剪定すると、翌年には根の広がりが狭くなってしまうので、台風常襲地では無剪定が一般化してきました。
盆栽で、根切りをすると葉が小さくなるのも同じ法則といえるでしょう。

このような相対成長については、以下に説明があります。
http://www.ffpri-skk.affrc.go.jp/co2/co2_page10.html

回答に対するお礼・補足

大変参考になりました!!
早速「拡大係数」でも検索してみます。ありがとうございました。

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