一般財団法人環境イノベーション情報機構
ROHS 鉛について
登録日: 2005年01月19日 最終回答日:2005年01月21日 環境行政 環境基準
No.9143 2005-01-19 07:18:04 環境 無知
ROHS指令 適用除外項目
第4条
高融点ハンダの鉛(鉛85%以上)
と記載されておりますが、鉛85%以下では適用除外と
ならないのでしょうか?
含有量が少ない分には良いのかと思うのですが・・・・・?
変な質問をしてしまっているかもしれません。
勉強不足で申し訳ないですが、教えて頂けないでしょうか。
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No.9145 【A-1】
Re:ROHS 鉛について
2005-01-19 21:08:29 isisan (
RoHS指令にはいくつかの適用除外がありますが
それらは禁止にしても代替技術が存在せず,規制に
よるデメリットが大きい物が該当しているようです。
カドミウムも一部の表面処理には認められていますが
現時点で代替技術がない特殊な用途です。
また銅合金中の鉛も実に4%まで認められていますが
銅合金の中には快削黄銅のように鉛を含んでいること
によって初めて特性が取れるものも存在します。
(ちなみに快削黄銅の鉛含有率は1.8〜3.7%)
高温半田の用途ですが,小さな部品内部の接合に使用
されていることが多いです。これらに使用する半田は
どうしても高融点である必要があります。
これらの部品を使用する際にも組立てに半田を使用します。
もし,部品の組立てに使用する半田と部品の内部に
存在する半田が同じ融点であれば,組立て時の温度
で部品そのものが故障してしまうのです。
よって部品内部は高温半田,組立には融点の低い共晶
半田を使用するのが世の中一般的でした。
さて,ここにきて共晶が規制されてきています。共晶
半田の代替技術としてはすでに鉛フリー半田が普及しつ
つありますが,最大の問題点はその融点の高さです。
この生産時の温度UPのため,部品の耐熱要求は厳しく
なり苦労しているメーカーさんも多々あると思います。
よって,より耐熱の高い半田が必要なのです。高温半田
を規制してしまうと,共晶半田から鉛フリー半田への
置き換えが非常に難しくなります。そして部品の中に
極わずか使用されている高温半田に比べ共晶半田の使用
量ははるかに多いです。
これらの事情を考慮すると,極わずかの高温半田を規制
するよりは適用除外を認めて,大多数の共晶半田を規制
するほうが効果的であるという考えが成り立つと思い
ます。
回答に対するお礼・補足
ROHS指令では高融点ハンダは除外され
一般的な共晶ハンダは除外されていない
という事になるのですね。
それでは、isisanさんの言われる通り
共晶ハンダは鉛フリ−へ切替えなければならないのですね。
回答ありがとうございました。
ハンダについても知識がなかった為、
具体的な回答して頂き、ありがとうございました。
No.9169 【A-2】
Re:ROHS 鉛について
2005-01-21 09:15:46 moto (
半田メーカーの代表的なところは↓
ニホンゲンマ
http://www.genma.co.jp/
日本アルミット
http://www.almit.co.jp/J-index.html
回答に対するお礼・補足
御回答ありがとうございます。
高融点ハンダは代替え品が無い為
除外されているのですね。
紹介された、鉛フリーハンダのホームページ
参考にします。
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