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環境Q&A

土壌溶出試験方法について(2mm以下) 

登録日: 2002年07月01日 最終回答日:2002年07月09日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.898 2002-07-01 12:54:31 一市民です...

質問です.
土壌環境基準に掲げる方法(環境庁告示46号法)で
土壌の溶出試験をする場合,
土壌を2mm以下にふるい分けしますが,
この「2mm」の根拠?はあるのでしょうか??
また,汚染土壌などの浄化工事で,その浄化状況をみるのですが,例えば2mm以上の土壌はどうだ?と質問された場合,
どの様に対応すればいいのでしょうか?
個人的には例えば2mm〜5mmの土壌であればそのまま同様に
溶出試験をすればいいと思うのですが...どうでしょうか?

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No.917 【A-1】

Re:土壌溶出試験方法について(2mm以下)

2002-07-09 17:49:45 東京都 / KAN

この問題もそんなに詳しくはないのですが・・・・。

日本が採用している国際土壌学会法では土壌粒子を礫(2.0mm以上)、粗砂(2〜0.2mm)、細砂(0.2〜0.02mm)、シルト(0.02〜0.002mm)、粘土(0.002mm以下)と区分。
粗砂、細砂、シルト、粘土の三種類がどれだけの割合で含まれているかによって、国際土壌学会法は三角座標で土壌区分をしているそうです。

http://village.infoweb.ne.jp/~lslabo/kenkyukai/memo.htm
http://www.s.fpu.ac.jp/u-kikusawa/soil/Q9.htm
http://homepage1.nifty.com/saitoke/nouka/dojyou/dosei.htm

2.0mm以上は礫に分類され、この三角座標の範囲外となり区別されています。こういったことと関係があるのではないでしょうか?

またふるいは粒の大きさを均一にするという目的があるようですが、いちばん普及している家庭用ステンレスザルの目も約2ミリメートル四方。
http://homepage1.nifty.com/saitoke/nouka/dojyou/spad.htm
http://www.ecoclub.co.jp/Rain/tuti_wo_hakaru.htm
http://www.pref.iwate.jp/~hp7011/info/dojo_bunseki.htm
これも推測ですが、道具の入手が容易、普及しているということも2ミリ採用の要因の1つ?ではないでしょうか。

他の情報がある方はご指摘・補足いただけると幸いです。

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