一般財団法人環境イノベーション情報機構
低位発熱量とは?
登録日: 2004年11月16日 最終回答日:2004年11月20日 ごみ・リサイクル リサイクル
No.8481 2004-11-16 08:52:50 くるまさん。
こんにちは。いつも参考にさせて頂いております。
私は現在、使用済み自動車のリサイクル(その中でも特にASR)について研究を
行っているのですが分からないことがあるので教えて下さい。
分からないこととはASR投入施設活用率についてです。
ASR投入施設活用率を求める際、ASR低位発熱量が必要になりますがこれはどのような
値なのでしょうか?
また同様に、廃棄物や鉱石、石油、天然ガス、石炭などの低位発熱量も必要になりますが
これについてもよく分かりません・・・。
これらは定まった値なのですか? どなたかお教え下さい。宜しくお願い致します。
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Re:低位発熱量とは?
2004-11-20 01:05:50 きら (
ごみの発熱量には高位発熱量と低位発熱量があります。
これらの違いは、燃焼により生じた水分の取り扱いにあります。
高位発熱量は、燃焼により生じた水分が凝集し、水(液体)となるまでに放出する熱量で総熱量ともいわれます。
通常の熱量計で実測されるのが高位発熱量になります。
低位発熱量は、水分が蒸気のまま(気体)でいる場合の発熱量で、実際に利用できる熱量にあたり真発熱量ともいわれています。
焼却炉でごみを燃焼させた時の熱量は低位発熱量になります。
低位発熱量は計算により求めますが、計算式が多数あり、どの式を用いるかにより結果が異なります。
また、ごみの組成により用いる計算式が異なり、実際の低位発熱量との整合性はあまり良くないようです。
詳細は、この環境Q&Aのキーワード検索で「低位発熱量」と入力すると、過去にも同様の質問・回答がありますので、そちらで確認して下さい。
回答に対するお礼・補足
ご回答有り難う御座います。
参考にさせて頂き、今後の研究に活用させて頂きます。
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