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環境Q&A

植物の季節によるCO2吸収量について 

登録日: 2004年10月26日 最終回答日:2004年10月30日 地球環境 地球温暖化

No.8182 2004-10-26 03:10:57 学生

私は植物のCO2吸収量について調べているのですが、大気浄化植樹マニュアルを参考にしたところクスノキは春期と冬期の吸収量が近い値になっています。この理由を教えてください。またそれはほかの植物にもいえるかどうかを教えてください。お願いします。

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No.8257 【A-1】

Re:植物の季節によるCO2吸収量について

2004-10-30 00:01:57 循(じゅん)

クスノキも植物です。一年中葉っぱがついている(常緑植物)ですので、いつでも光合成していると思われますが、生育状況(二酸化炭素吸収量)には季節変動があります。葉っぱも生え変わっています。
また、生育環境(光、水、栄養分、樹齢など)により個体差もあります。
「大気浄化植樹マニュアル」の吸収量の測定条件などはわかりませんが、その数値はある状況において測定した結果であり、すべてのクスノキに当てはまるわけではないでしょう。
植物の二酸化炭素の吸収量の季節変化については、「CO2 フラックス」をキーワードに検索してみてください。実にさまざまな状況で大勢の研究者が取り組んでいることがわかります。

二酸化炭素の吸収量についてはEICの過去Q&Aも参考にしてみてください。

(参考)
○No.7506 ? 二酸化炭素の吸収量の多い植物について
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=7506

○クスノキの季節変化(落葉)について
「森の落ち葉を測る −照葉樹林のリターフォール量−」
(九州の森と林業 第44号:平成10年6月1日 独立行政法人 森林総合研究所九州支所)
http://www.ffpri-kys.affrc.go.jp/kysmr/data/mr0044k2.htm

○CO2フラックスの研究例(季節変動グラフあり)
「常緑・落葉広葉樹林におけるCO2フラックスの長期観測」
(平成12年度関西支所年報 No.42-2000 独立行政法人 森林総合研究所関西支所)
http://www.fsm.affrc.go.jp/Nenpou/42/p16.html

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。素人でまだまだ質問が多々できると思いますが、今後ともよろしくお願いします。

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