一般財団法人環境イノベーション情報機構
大気の測定
登録日: 2004年09月03日 最終回答日:2004年09月11日 大気環境 大気汚染
No.7468 2004-09-03 17:57:51 リンリン
環境の大気測定はだいたい1週間連続で行っていますが,何を根拠に1週間なのですか。アセスメントの調査方法書にはありますが,そういう風に決まった根拠をもとになった法律等があると思います。どなたか知っている方お願いします。
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No.7553 【A-1】
Re:大気の測定
2004-09-11 20:27:20 大気屋 (
事業による環境負荷の程度、環境濃度の状況、周辺の測定局の状況などより事業者が作成する方法書で決めますが、
気象の状況など、1年間連続測定を行う場合もあります。
「大気・水・環境負荷の環境アセスメント,2001.10,環境省編」には、
「4季あるいは2期に1週間から1ヶ月程度のサンプリング」と示されています。
また、古いですが「ごみ焼却施設環境アセスメントマニュアル(1986.6)厚生省」では2週間以上とされています。
しかし、例えば「道路の新設・改築の事業における指針等を定めた省令,1998.6.12,建設省令10」では、
標準手法として1週間と明記されています。
また、各自治体の条例の指針等で1週間と明記されている事例があります。
従って、1週間で調査する事例が多いです。
なお、「道路環境整備マニュアル,1988.1,日本道路協会」には、
「1週間としたのは、この期間には、社会活動、気象の変動の周期が含まれ、また既存の一般局の測定資料との対比によるバックグラウンド濃度の年平均値の推定が、測定時期(季節)、回数及び既存測定局の選定に配慮すれば、1週間の現地調査により精度よく行えるからである。」
とされています。
回答に対するお礼・補足
大気屋さん大変参考になりました。どうもありがとうございます。
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