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環境Q&A

温室効果ガス、メタンの排出量算定方法について 

登録日: 2004年09月01日 最終回答日:2004年09月02日 地球環境 地球温暖化

No.7442 2004-09-01 12:17:26 教えて下さい

はじめまして。
私は大学の卒業研究で近畿2府4県のメタンの排出量を算定しようと研究しています。
環境省の「温室効果ガス排出量算定方法に関する検討結果」や「地球温暖化対策地域推進計画策定ガイドライン」やほかの県の算定方法を参考にしたりしています。
そこでよく出てくる資料でエネルギー部門を算定するのに使用されている「大気汚染物質排出量総合調査結果」という資料を使ったといわれているのですが、この資料がどこにあるのかわかりません。この資料は一般には公表されていないのでしょうか?どなたかわかる方がいらっしゃったら、教えて下さい。
よろしくお願いいたします。

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No.7445 【A-1】

Re:温室効果ガス、メタンの排出量算定方法について

2004-09-01 15:41:54 民間担当

>はじめまして。
>私は大学の卒業研究で近畿2府4県のメタンの排出量を算定しようと研究しています。
>環境省の「温室効果ガス排出量算定方法に関する検討結果」や「地球温暖化対策地域推進計画策定ガイドライン」やほかの県の算定方法を参考にしたりしています。
>そこでよく出てくる資料でエネルギー部門を算定するのに使用されている「大気汚染物質排出量総合調査結果」という資料を使ったといわれているのですが、この資料がどこにあるのかわかりません。この資料は一般には公表されていないのでしょうか?どなたかわかる方がいらっしゃったら、教えて下さい。
>よろしくお願いいたします。

『大気汚染物質排出量総合調査結果』という資料は存在しておらず、これは3年に1度「大気汚染防止法」に基づいて、環境省が煤煙発生施設を持つ工場などの実態調査おこなった結果報告を指します。その結果報告の資料は、『大気環境に係る固定発生源状況調査(結果概要)平成12年度』として環境省のHPで公開されています。

http://www.env.go.jp/air/osen/kotei/h12.pdf

平成15年度の調査は終えていますが、結果としてのまとめは未だ終えていないようです。

近畿2府4県のメタン排出量を算定されるのでしたら、これまでに参考とされた一連の資料の中の『事業者からの温室効果ガス排出量算定方法ガイドライン』(平成15年7月;環境省地球環境局)

http://www.env.go.jp/earth/ondanka/santeiho/guide/pdf_list.html

を利用されるのが最も適切かと思います。貴方の研究が近畿2府4県のGHGの振る舞いにあるのでしたら、メタンだけではなく亜酸化窒素も二酸化炭素に換算して評価することになるでしょうから、この資料にはそちらの算定方法や係数も記載されています。

ただ、近畿2府4県のGHGを算定されるにしても、業種(工業,農業等の区別を含む),そこで使用している設備(ボイラーの種類,車種,エンジンの種類),使用する燃料などによって条件が全て違いますので、相当の作業量になるものと思います。そういう意味では、ある程度の業種ごとの集計がなされている『大気環境に係る固定発生源状況調査』は役に立つかもしれません。ただ、近畿2府4県分だけを抽出するのは無理かと記憶しています。

回答に対するお礼・補足

お早い回答ありがとうございます。
「事業者からの温室効果ガス排出量算定方法ガイドライン」を参考に他の方法で算定できないか検討してみようと思います。
また、機会があれば、助言していただければありがたいです。ありがとうございます。

No.7459 【A-2】

Re:温室効果ガス、メタンの排出量算定方法について

2004-09-02 22:42:07 RON

>はじめまして。
>私は大学の卒業研究で近畿2府4県のメタンの排出量を算定しようと研究しています。
>環境省の「温室効果ガス排出量算定方法に関する検討結果」や「地球温暖化対策地域推進計画策定ガイドライン」やほかの県の算定方法を参考にしたりしています。
>そこでよく出てくる資料でエネルギー部門を算定するのに使用されている「大気汚染物質排出量総合調査結果」という資料を使ったといわれているのですが、この資料がどこにあるのかわかりません。この資料は一般には公表されていないのでしょうか?どなたかわかる方がいらっしゃったら、教えて下さい。
>よろしくお願いいたします。

 私は、メタンの排出量の求め方について直接ではなく、こんな面があるとお知らせしたいと思います。
 あなたは何故このテーマを選んだのでしょう。温暖化ガスといえば炭酸ガスというのが世界的な見方です。しかし、メタンは炭酸ガスの約20倍の温暖化ガスで、このメタンが炭酸ガスと同様に上昇していることに着目しての研究だと察します。メタンと言えば天然ガスが最大です。ガス会社、環境省等は天然ガスをクリーンエネルギーと称して宣伝しています。ほんとにそうでしょうか。ちなみにガス工場を調査してください。タンクや配管に残ったガスをどこのガス工場でも高い煙突様のヤグラからパージのため放出しています。メタンガスは空気より軽く無色のため見えません。なぜせめて燃やして炭酸ガスとして排出しないのでしょうか。対策が取れるものから防止していかねばなりません。それに比較して石油会社の製油所はフレアスタックというヤグラで燃やしてから炭酸ガスとして排出しています。
 あなたが挙げられている算定方法には、このような不定期で大量に排出されているメタンガスが、式の中でどのように扱われているかを事前に把握されるのが良いと思います。

回答に対するお礼・補足

ご提案ありがとうございます。
確かにガイドラインには見積もられていないメタンの排出量というのは存在すると思います。ガイドラインにこだわらず違った方面から自分なりの算定方法を見つけるのもいいのかもしれないですね。参考にさせていただきます。
有り難うございました。

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