一般財団法人環境イノベーション情報機構
ORP計のチェックについて。
登録日: 2004年07月02日 最終回答日:2004年07月02日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)
No.6644 2004-07-02 18:47:08 KAZ
ORP計の校正(チェック)についての質問なのですが、
2台のORP計で泥を測定したところ、測定値が-200mVと-300mVと100mVの差が生じました。
キンヒドロンを使って、チェックをすると
どちらの機械も正常な値を示します。
マイナス側で、差が生じているようなのですが、
メーカーに問い合わせても、マイナス側でのチェックはしないし、出来ないと言う回答でした。
マイナス側のチェックの仕方や
なにか試薬等を使って、マイナス側で既知の値がえらる物があればお教え願いたいのですが・・・
よろしくお願いします。
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No.6649 【A-1】
Re:ORP計のチェックについて。
2004-07-02 22:02:51 沃素計 (
>2台のORP計で泥を測定したところ、測定値が-200mVと-300mVと100mVの差が生じました。
>キンヒドロンを使って、チェックをすると
>どちらの機械も正常な値を示します。
>
>マイナス側で、差が生じているようなのですが、
>メーカーに問い合わせても、マイナス側でのチェックはしないし、出来ないと言う回答でした。
>
>マイナス側のチェックの仕方や
>なにか試薬等を使って、マイナス側で既知の値がえらる物があればお教え願いたいのですが・・・
>
>よろしくお願いします。
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pH/ORP計を使用して排水の酸化還元処理をしている者です。
@2台のORP計の誤差について:
一致することはまず無いと思います。
仮にゼロ調整で一致させても経時的に変化します。
相関はあります。
そもそもキンヒドロンで一意することはあり得ません。
無理に一致させることは出来ます。
「キンヒドロン」は「既知の値」ではありません
Aマイナス表示について:
還元剤を大過剰にするとマイナス表示します。
例:次亜硫酸ナトリウム溶液の場合
Bマイナス側でもプラス側でもORP計には、メーカーによれば
pH計の4/7という「既知の値」という物質は無く、
pH計のゼロ/スパンの概念はORP計にはないそうです。
キンヒドロンで240mVプラマイ10mVの範囲にあれば
とりあえずは使用することが出来るという意味だそうです。
しかしゼロ調で範囲内に納めることが出来ます。
そうすると、誰がどの計器で測定しても同じであるという
共通言語が無くなってしまうことになり、困ったことです。
メーカーはこの疑問に答えません。
C従って私は、ORP計は絶対的には正しくないが
相対的には正しいと言っています。
相対的に正しいという特長だけでORP計を使用します。
このような計器を使用して酸化還元管理を業務として行うのであり、
「心許ない」としか言いようがありません。
回答に対するお礼・補足
早速の回答ありがとうございます。
なんとも、困った物です。
メーカーには、200も300も変わりないみたいなことを
いわれましたが、現場サイドで納得してもらえる物か・・・
還元剤を使用して、それぞれの機器を見てみようと思います。
親切な説明ありがとうございました。
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